真庭の特産品味わえるきび団子 キヨミドリとジャージー牛乳使用

湯原町旅館協同組合が発売するきび団子

 真庭市の湯原町旅館協同組合は、湯原温泉街の新たな土産物として、市特産品の青大豆とジャージー牛乳を使ったきび団子を開発。「おんのたま」の商品名で10日から温泉街の湯原温泉ミュージアムに並び、各旅館でも順次取り扱う。

 砂糖やもち米粉といった材料に、市の蒜山地域産ジャージー牛乳を混ぜて練り上げ団子に成形。表面にまぶしたきな粉には、湯原地域で栽培する青大豆「キヨミドリ」を使った。口の中で広がる豊かな風味や緑がかった色合いを残そうと、豆をいらずに蒸して乾燥させて粉状にした。

 キヨミドリならではの強い甘みやジャージー牛乳のコクが楽しめるという。1箱9個入りで648円。

 新型コロナウイルス禍で客足が減った温泉街をPRする狙いで半年ほど前から開発を進めていた。きび団子の製造は和菓子メーカーの広栄堂武田(岡山市)、きな粉への加工は製粉業の半鐘屋(津山市)に依頼した。

 同組合事務局の竹田公江さんは「土産として人気の高いきび団子で地域色のあふれる商品ができた。多くの人に味わってもらえるよう、販売先は県内外に増やしていきたい」と話す。問い合わせは同組合(0867―62―3024)。

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