立体駐車場から飛び降りさせ事件 主犯格の男(18)のスマホを隠して証拠隠滅か 女(22)を逮捕

広島県府中町の商業施設で、19歳の男性会社員に立体駐車場の屋上から飛び降りを余儀なくさせたとして、傷害などの疑いで、今月5日、15歳から18歳の6人が逮捕されました。

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警察はこの事件の主犯格とみられる足場作業員の男(18)のスマートフォンを隠して証拠を隠滅したとして、8日、知人の女を逮捕しました。

証拠隠滅の疑いで逮捕されたのは、府中町青崎東に住むアルバイト従業員の女(22)です。

警察によりますと、女は知人で足場作業員の男のスマートフォンを、7月10日ごろに隠して証拠を隠滅した疑いがもたれています。

女は調べに対して「隠し持ったことはない」と容疑を否認にしているということです。

男は、当時18歳の高校生男子を殴るなどした疑いで7月5日に逮捕されていて(処分保留)、警察は、男の逮捕を知った女が不利益な証拠を隠滅しようと企てたとしています。

男は以降、7月26日に19歳の会社員男性に対する暴行と窃盗の疑い(処分保留)で…、8月16日には監禁と強盗傷害の疑い(処分保留)で…、さらに今月5日には、商業施設の立体駐車場で同じ男性を殴るなどしたうえ、暴行から逃れようとした男性に、高さおよそ24メートルの立体駐車場の屋上から飛び降りることを余儀なくさせた傷害などの疑いで再逮捕されています。

男は最初に逮捕された際、「スマートフォンは失くした」などと供述していましたが、警察は事件関係者の供述や女から押収した証拠品などから、女がスマートフォンを隠したことが判明したとしています。

警察は捜査に支障があるなどとして、女が隠したとされるスマートフォンを押収したかどうかを明らかにしていません。

警察が事件のいきさつを詳しく調べています。

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