長男ら率い栄冠目指す 体操少年男子・谷田監督 とちぎ国体は3度目の“地元”開催

8月の全国高校総体・体操男子決勝で演技を終えた選手を労う谷田監督(左)=8月上旬、愛媛県総合運動公園体育館

 「人生の節目に必ず国体がある」。いちご一会とちぎ国体に臨む体操少年男子本県チームの谷田治樹(たにだはるき)監督(富屋特別支援学校教)は過去、富山、福井と地元選手団の選手、監督として優勝を経験。3度目の“地元”開催へ特別な思いを胸に抱く。県内の競技の活性化、普及を念頭に選手を育成。今年の全国高校総体(インターハイ)個人総合で優勝した長男の雅治(まさはる)(作新学院高)らを率い、優勝を目指して11日からの本番に臨む。

 谷田監督は体操の盛んな福井県出身。2000年に富山の選手として成年男子の優勝に貢献した。「最高の準備で優勝しなきゃいけないと思っていたし、楽しむなんてなかった」。その後は故郷へ戻り、18年の福井国体は成年男子の監督として頂点に導いた。

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