アプリで手軽に“刺しゅう” 西海・山﨑マークが開発 第1弾は「かもめ」柄

帽子と刺しゅう柄の組み合わせを選んだマイソーイングのウェブアプリ画面(山﨑マーク提供)

 客が帽子やバッグなどと刺しゅう柄の組み合わせをスマートフォンの画面上で選ぶと、その場でスタッフがミシンを使い15分以内に完成-。山﨑マーク(西海市)が、こうして手軽にオリジナルグッズを作れるウェブアプリを開発した。刺しゅう柄の第1弾デザインは西九州新幹線かもめ。開業日の23日から「マイソーイング」の名称でサービスを開始する。
 グッズはランチバッグ、帽子、ミニサコッシュ、ハンカチの4種類。新幹線の刺しゅうデザインは疾走するタイプなど3種類を用意した。一緒に名前などの文字を入れることができる。フォントの種類や色、グッズの色も選べるので組み合わせは多様。

西九州新幹線かもめを刺しゅうしたランチバッグ(山﨑マーク提供)

 通常は注文から配送まで最短約2週間を要するが、イベントやワークショップの会場に同社スタッフがミシンを持ち込む。客は自身のスマホで簡単にシミュレーションし注文。15分以内に縫い終わる。料金は1650円から。
 同社は主にスポーツチーム、学校、企業のオリジナルユニホームやグッズを制作。近年は個人向けにも注力している。山﨑秀平社長(44)はマイソーイングで「刺しゅうを身近に感じてもらい、自分でカスタマイズをできる喜びを味わってほしい」と期待、多業種とのコラボを目指す。
 新幹線開業日の23日午前11時から、諫早市のアエル中央商店街で開催予定の「食と暮らしのグーグーマルシェ」で実演する。

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