“新幹線PRロゴ” 田んぼに浮かぶ 大村城南高生「アート」完成

田んぼに浮かび上がった諫早市の新幹線開業PRロゴマーク=大村市、大村城南高竹松農場

 長崎県大村市宮小路3丁目の県立大村城南高竹松農場で、水田をキャンバスに見立て、生徒が6月に色の異なる稲を植えた「田んぼアート」が完成した。今年は今月23日の西九州新幹線開業を記念し、諫早市の開業PRロゴマークが浮かび上がった。
 同校栽培環境部の生徒が中心となって取り組み、今年で14回目。生徒アンケートや田植えのしやすさなどを考慮し、ハートマークと新幹線を組み合わせた開業PRロゴマークに決めた。
 田んぼアートは横33メートル、縦57メートル。古代米となつほのか2種類の緑色の濃淡で、ロゴマークと「2022」の数字を描いた。新幹線の窓のデザインも丁寧に色分けして植えるなど、細部にもこだわったという。
 栽培環境部の部長で3年の川田昊輝(こうき)さん(17)は「諫早市に電話して許可をもらい、制作に取り組んだ。設計図通りの出来栄えになったので、ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。
 台風11号の影響がなければ、4、10、11日の午前10時~午後1時に観賞会を開く。


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