栃木県の味覚、観光地を知って 都内で2年ぶり大規模イベント

宇都宮餃子をPRするU字工事(左)と福田知事

 新型コロナウイルス禍で落ち込んだ県内観光需要の回復を図ろうと、栃木県は10日、イベント「本物の出会い 栃木~オータムマルシェ」を東京都渋谷区の恵比寿ガーデンプレイスで開いた。汗ばむような晴天の下、多くの来場者が宇都宮餃子(ぎょーざ)やクラフトビールなど栃木グルメを味わった。11日まで。

 都内での大規模な観光イベントは2年ぶりで、10月の「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」もPRした。会場には市町や観光協会、食品事業者など24ブースが出展。各地の特産品や逸品を販売したほか、観光パンフレットを配布した。

 オープニングセレモニーで福田富一(ふくだとみかず)知事は「秋はおいしいおコメ、ナシのにっこり、美しい紅葉、癒やしの温泉を用意している。国体、障害者スポーツ大会にもぜひお出かけを」と呼びかけた。栃木県出身のお笑いコンビ「U字工事」も駆けつけ、トークショーで魅力発信をアシストした。

 たまたま立ち寄ったという都内在住でいずれも会社員の山瀬朝生(やませあさみ)さん(32)、森田美里(もりたみさと)さん(44)は「暑いのでクラフトビールがおいしい」と笑顔で話した。

観光イベントで来県を呼びかける福田知事(右)とU字工事

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