台風13号の進路予想…気象庁の予報、米軍の見方は 2022年9月12日15時時点

写真を拡大 台風13号の予想経路図=気象庁、9月12日午後3時時点の実況(同庁HP引用)
写真を拡大 2022年9月12日午後時点の台風13号の予想進路図(JTWCより引用)。台風の通過時間は、Zを単位とする数字。日本時間は9を足した時間。KTSは中心付近の最大風速を表す。単位はノット(約 0.514m/s)

 気象庁によると9月12日午前9時、ウェーク島(北太平洋のハワイとグアムの中間にある環礁)近海の熱帯低気圧が台風13号(マールボック)になった。予想進路や接近時期について気象庁の予報に加え、米軍合同台風警報センター(JTWC)の見方も参考にまとめた。

気象庁の進路予想

  気象庁の9月12日午後3時時点の実況によると、熱帯低気圧はウェーク島近海にあり、時速10キロの速さで東北東に進んでいる。中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートル。発達しながら北上し、15日午後3時には日本のはるか東に到達し、中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルの予報。その後、北北東に進み、16日午後3時までにはアリューシャンの南で温帯低気圧に変わるとみられる。日本に直接的な影響はないとみられる。

米軍(JTWC)の見方は(※参考)

 米軍合同台風警報センター(JTWC)のサイトを調べてみると、熱帯低気圧はウェーク島近海を北上し続け、気象庁と同様、北東寄りに進路を変えるとみているようだ。中心付近の風の強さが最も強いのは、15日午後3時時点で44メートルとしている。

予測される中心付近の風の強さ

9月13日午前3時:23メートル 9月13日午後3時:28メートル 9月14日午前3時:33メートル 9月14日午後3時:36メートル 9月15日午後3時:44メートル 9月16日午後3時:28メートル

台風の名前の由来

 台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「マールボック」の命名国はマレーシアで、東南アジアに自然分布する「チョウショウバト」を意味する。

© 株式会社福井新聞社