水島臨鉄「マンホール列車」運行 公共下水道PRへ倉敷市とコラボ

マンホール列車のヘッドマーク。左は車両のキハ205、右は貨物のDD200形機関車などが描かれている

 倉敷市中心部と水島地区を結ぶ水島臨海鉄道は、公共下水道をPRしようと市内のマンホールのふたと同じデザインをヘッドマークにした「マンホール列車」を運行している。下水道の日(10日)にちなんだ同市下水経営計画課との連携企画で、30日まで走らせる。

 同鉄道をモチーフにデザインされ、栄、水島両駅周辺に取り付けられたふた2点を選び、車両前後のヘッドマークとしてそれぞれ採用。ともに水島コンビナートの工場群を背景に鮮やかなヒマワリをあしらい、1点は旧国鉄車両「キハ205」、もう1点は貨物のDD200形機関車を描いている。

 車内の中づり広告スペースでは、市内にあるさまざまなデザインのふたを紹介したほか、下水道に関するクイズも。倉敷市、水島両駅では市の下水道事業が今年70周年を迎えたことを伝える、市作製の「下水道新聞」も無料配布している。

 運行は1日に始まり、運行時刻は不定。乗車した会社員の女性(74)=同市=は「デザインがカラフルでかわいい」と笑顔で話した。

 マンホール列車の運行は昨年に続き2回目。問い合わせは同鉄道(086―446―0931、平日のみ)。

車内ではさまざまにデザインされたふたの紹介も

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