“高血圧”全国ワースト9位の長崎県 「おいしい減塩」メニューいかが?

長崎市役所と県庁の食堂で提供している「台湾ルーローハン」=長崎市、県庁レストランシェ・デジマ

 大手食品メーカー、味の素が「おいしい減塩」をテーマに提案するメニューが、12日から長崎市役所と県庁の両食堂で提供されている。数量限定、16日まで。
 本県は高血圧の割合が多く、全国でワースト9位。県国保・健康増進課によると、食塩の摂取量は年々減少傾向ではあるものの、全国上位の常連という。健康や栄養について市民が関心を高め、その知識を普段の食卓に取り入れてもらおうと、同社と市や県、長崎放送が共同で企画した。
 主に提供されるメニューは、豚肉を甘辛く煮込んだ台湾ルーローハン(県庁800円、市役所600円)。塩分控えめの粉末だしを利かせて調味料を煮詰める工夫により、しっかりと味を付けた。両食堂を運営する有限会社さかもとの坂本洋一社長(54)は「うま味はそのままに減塩もかなうレシピ。市販の減塩調味料を使い、家庭でも簡単にまねできるのがいい」と太鼓判を押す。レシピは味の素のホームページ(HP)で紹介されている。
 市役所食堂では「食卓の日」の16日は減塩の「黄金ひらすのアクアパッツァ」に献立が変わる。県庁食堂では13日に限り、ルーローハンを550円で味わうことができる。


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