山際大志郎経済再生担当相（衆院神奈川18区）は13日の閣議後会見で、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の関連団体がネパールで開いた会議に出席した際の旅費を教団側が負担した可能性を報じた一部報道について「私自身は公務、党務以外の出張に関しては基本的に自費で今までもやってきたので、その時だけ例外ということはないのではないか」と否定した。
山際氏が出席していたのは、ネパールの首都カトマンズで教団の友好団体「天宙平和連合（UPF）」が主催した2016年の「国際指導者会議」。ネパールへの渡航費や宿泊費について、山際氏は2日の会見で「公務出張以外はこれまでも自費で海外出張を行ってきた。この範囲の中だと思っている」と述べていた。
13日の会見では「確認するための記録が何も残っていないので、確認ができない」とした上で、「それ以上の情報は私にはないので、答えたことから何ら変わっていない」と強調した。
教団側から特定の政策を推進するように働きかけがあったかの質問には「私の記憶の限りでは政策的な話を当該団体としたということはない」と述べた。
