子どもたちに緑色の贈り物 福井県鯖江市が特産ブロッコリーの苗「大事に育てて」

秋採りブロッコリーの苗を仕分けする福井県の鯖江市職員ら=9月13日、JA福井県鯖江東部ふれあいセンター

 福井県鯖江市は9月13日、市特産のブロッコリーの苗690本を、市内の小学校や幼稚園、保育所など計29施設に贈った。各校・園で育て、給食の食材にしたり、家で食べてもらったりする。

 この秋、市内では農家がブロッコリーを約11ヘクタールで育て、約15万個の収穫を予定している。

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 鯖江市は食育と食農教育推進の一環として希望があった学校や園に、高さ約30センチの苗を無償配布。畑やプランターに定植して育て、11月中旬~下旬に収穫する。

 この日、市職員らが同市中野町のJA福井県鯖江東部ふれあいセンターで29施設分を仕分けして届けた。市農林政策課の髙橋祐子課長補佐は「生産者など食に関わっている方々に感謝し、大事に育てておいしく食べてほしい」と話していた。

 苗は市とJA福井県で費用を負担し、たんなん野菜生産組合が提供した。

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