水本(チョープロ)が優勝 カヌー日本スプリント選手権 K-1.500

男子カヤックシングル500メートルで優勝、1000メートルで2位に入った水本(チョープロ、右)=木場潟カヌー競技場

 カヌーの日本スプリント選手権は7~11日、石川県小松市の木場潟カヌー競技場で行われ、長崎県勢は男子カヤックシングル(K-1)の水本圭治(チョープロ)が500メートルを1分41秒209で優勝、1000メートルも3分45秒173で2位入賞した。水本は2018、19年に2冠(500メートルは4連覇)を達成して以来の日本選手権制覇。
 コロナ禍の影響で昨年が中止となったため、2年ぶりに開催された。昨夏の東京五輪に出場して、本年度も日本代表に名を連ねる水本は、8月の世界選手権(カナダ)にカヤックフォア(K-4)で出場。帰国から今回のレースまでの約3週間、石川県内の代表合宿で調整を続けてきた。
 水本は「タイトルを狙えるかは難しい挑戦だったが、体のパフォーマンスは思っていた以上に良かった」と振り返り、9位だった200メートルについても「スタートで失敗したものの、セッティング面など感覚的にはいいものをつかめた」と手応えを口にした。
 10月の栃木国体はK-1の2種目に出場する予定。長崎県選手団の主力を担う34歳は「日本代表メンバーがライバルになってくるが、200メートルと500メートルの2種目優勝を目指す」と意気込んでいた。
 県勢はこのほか、男子カナディアンシングル(C-1)1000メートルで西川諒(理化電子、長崎鶴洋高出身)がB決勝に進み、2着でゴールした。


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