備中国分寺 オレンジに染まる 総社、ライトアップで認知症啓発

オレンジ色にライトアップされた備中国分寺五重塔

 国際アルツハイマー病協会が定める世界アルツハイマー月間(9月)に合わせ、備中国分寺五重塔(総社市上林)が認知症啓発のシンボルカラー・オレンジ色にライトアップされている。16日まで。

 認知症への正しい理解を呼び掛けようと同市が企画。星々がきらめき始めた夜空を背景に、患者と家族を応援する認知症サポーターの目印「オレンジリング」にちなんだ温かみのある色に染まった五重塔が浮かび上がっている。

 点灯は午後7時~同10時。市長寿介護課は「認知症は早期に発見して適切に対処すれば、その人らしい生活を送ることができる。多くの人が考えるきっかけになれば」としている。

 山手公民館(同市岡谷)では13日、若年性認知症の丹野智文さんを招いた講演会とパネルディスカッションもあり、約90人が聴講した。

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