駐車場屋上から飛び降りさせたか 7人目の逮捕 高さ約24m 男性 一時 意識不明

商業施設の立体駐車場屋上で、19歳の会社員の男性に暴行し、逃げるために屋上から飛び降りることを余儀なくさせたとして、警察は15歳の少年を再逮捕しました。事件をめぐっては、すでに18歳から15歳の男ら6人が逮捕されています。転落した会社員は一時意識不明の重体だったということです。

【写真を見る】駐車場屋上から飛び降りさせたか 7人目の逮捕 高さ約24m 男性 一時 意識不明

傷害などの疑いで逮捕されたのは、広島市東区に住む塗装業の少年(15)です。

警察によりますと、少年は他の6人と共謀し、ことし6月30日、府中町にある商業施設の立体駐車場で会社員の男性(19)を殴るなどしたうえ、暴行から逃れようとした男性に、立体駐車場の屋上から飛び降りることを余儀なくさせた疑いがもたれています。

飛び降りた男性は、全身を強く打ち、一時意識不明の重体だったということですが、現在の詳しい容体については、保護者の意向だとして警察は明らかにしていません。

調べに対し、少年は「まちがいありません」と容疑を認めています。

すでに逮捕されている6人のうち、4人は容疑を認めているということですが、足場作業員の男(18)は「私は関係ない」、高校生の少年(16)は「暴行は間違いないが、傷害はやっていない」と否認しているということです。

警察は足場作業員の男(18)を主犯格とみていて、この男が「スパーリング」と称してほかの少年らと被害者に暴行したとみています。

通りがかった人が被害男性が屋上から飛び降りる瞬間を目撃し、施設関係者が警察に通報したということです。

今回再逮捕された少年は、この事件直前に同じ被害男性を車に監禁した疑いで先月逮捕されていました(処分保留)。

警察が事件のいきさつを詳しく調べています。

© 株式会社中国放送