板飛び込み、須山(栃木代表)が優勝 国体会期前競技【動画】

 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」会期前競技第5日は14日、宇都宮市の日環アリーナ栃木屋内水泳場で飛び込みを行い、成年男子板飛び込みで須山晴貴(すやまはるき)(県スポーツ協会)が優勝した。須山の優勝は島根の少年男子代表として出場した2014年の長崎国体以来8年ぶり。会期前競技の優勝は弓道成年女子遠的、体操男子団体総合に続き3例目で個人競技では初。

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 成年男子板飛び込みは17人で争われ、須山は1本目でトップに立つと、その後も安定した演技を続け、一度も首位を譲らずに栄冠を手にした。県勢の板飛び込み優勝は18年福井国体での榎本遼香(えのもとはるか)(当時筑波大、県スポーツ協会)以来4年ぶり。少年女子板飛び込みの関野思衣(せきのしい)(宇都宮南高)は9位と惜しくも入賞を逃した。

 このほか世界選手権銀メダリストの玉井陸斗(たまいりくと)(兵庫)が少年男子高飛び込みに登場し、2位に200点以上差をつけて圧勝した。

 会期前競技第6日は15日、同会場で飛び込みの最終日を行い、県勢は午前10時半からの成年女子板飛び込みに東京五輪・世界選手権代表の榎本が、午後1時からの成年男子高飛び込みに須山が出場する。

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