日本脳炎ワクチン誤接種 2歳男児に規定量の倍 長崎市

 長崎市は14日、市が委託する医療機関が8月9日、日本脳炎ワクチンを受けに来た2歳4カ月の男児に対し、規定の倍となる量を誤って接種したと発表した。男児の健康状態に問題はないという。
 市こども政策課によると、同ワクチンの接種量は3歳未満が0.25ミリリットル、3歳以上が0.5ミリリットル。男児は3歳未満だが、医療機関のチェックが不十分だったため、誤って0.5ミリリットルを接種したという。8月16日に医療機関から誤接種の報告書を受理して判明した。
 同課は医療機関に対し、男児の経過観察と再発防止を徹底するよう指導。「その他の委託医療機関に対しても注意喚起の通知を行い、安心して予防接種を受けていただける体制作りに努める」としている。


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