【宇都宮】清原地区北部の山林で不法投棄が相次いでいる問題で、地元の板戸町自治会は11日、同地区で不法投棄物を撤去した。
同自治会は一昨年、隣接するゆいの杜(もり)刈沼自治会と協力し、県道宇都宮向田線と国道408号線を結ぶ市道約800メートルをふさいでいた不法投棄物を撤去、以後清掃や監視活動を続けている。
今回は、同自治会の役員、土木委員や地元有志、宇都宮東署清原交番の警察官など約20人が参加した。
約1時間かけて市道周辺の道路沿いにあるさまざまな廃棄物を回収。車のバンパーやタイヤ、洗濯機などの大型のごみをはじめ、トタン、ペットボトルなど軽トラック6台分を板戸町集落センターに運び込んだ。
同自治会の松沼義雄(まつぬまよしお)会長(67)は「マナーのない人が定期的に捨てているのを感じる。定期的な回収運動が(不法投棄の)抑止力につながれば」と話した。