国体選手ら向け弁当試食会 矢板産食材使用でおもてなし 容器に名物デザインも

試食会でお披露目された弁当

 【矢板】いちご一会とちぎ国体で選手や関係者らに販売する弁当の試食会が14日、矢板の市生涯学習館で開かれた。大会期間中、市内の2事業者が市産食材などで作った4種類の弁当を日替わりで提供し、もてなす。

 弁当は、川崎反町の市城の湯温泉センター内の「お食事処大の一」と、安沢の58ロハスキッチンが調理。市産のコメ、牛肉、野菜、ヤシオマス、リンゴなどを使って豪勢に仕上げた。

 容器には、おしらじの滝やレンゲツツジ、リンゴといった地元名物などをデザインして市をPR。1個972円で、650個ほどの販売を見込む。

 試食会には斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長や今井勝巳(いまいかつみ)議長らが参加し、おもてなし弁当に舌鼓を打った。

 斎藤市長は「国体という催しを一過性のもので終わらせるのではなく、レガシー(遺産)づくりが大切。地産地消を体現してもらい大変ありがたい」と話した。

国体で選手らに販売する弁当

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