クジャクのひな3羽誕生 真岡・中村小で児童びっくり【動画】

中村小で誕生した3羽のひなと親鳥とされるクジャク

 「クジャクの学校」として地元で親しまれる真岡市中村小で今月5日、クジャクのひなが3羽誕生した。同校によると、同じ日に3羽がかえったのは初めてという。児童たちも新たな生命を歓迎し、喜んでいる。

 同校は1975年ごろからクジャクを飼育しており、78年にはクジャク小屋が建てられた。現在、クジャクはひな3羽以外に、雄3羽、雌2羽が飼育されている。

 ひなの母親は「まっちゃ」と名付けられたクジャクとされる。14日は、約10センチのひなたちが足を小刻みに動かして母親について移動するほほ笑ましい姿が見られ、子どもたちも癒やされているようだ。

 飼育委員会の5年生8人、6年生7人の計15人が月~金曜、当番制で餌やりや水やり、小屋内の清掃に取り組む。飼育担当の教員3人がサポートしている。

 いずれも飼育委員で、6年吉澤颯空(よしざわそあ)君(11)は「3羽一斉に生まれてびっくりした。うれしかったし、世話をしてきたかいがあった」、6年内田奏音(うちだかのん)さん(11)は「早く大きくなってほしい。かわいいクジャクのひなを観察できて楽しい」と笑顔を見せた。

 関本辰男(せきもとたつお)校長(58)は「クジャクは中村小の象徴。3羽の誕生で子どもたちに命の大切さを改めて感じてもらえる。飼育している意味合いが増す」と話している。

中村小で誕生した3羽のクジャクのひな

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