RENEWはスマホ決済でお得に…ふくアプリで「リニューペイ」発行 6千円分を5千円で販売

福井県丹南地方の工房体験イベント「RENEW」での支払いに利用できるプレミアム付きデジタル商品券「RENEWPay」のロゴ

 福井新聞社と福井銀行の共同出資会社、ふくいのデジタル(本社福井県福井市、小林拓未社長)は9月15日、丹南のものづくり産地を巡る工房体験イベント「RENEW(リニュー)」(10月7~9日)に合わせ、同社のスマートフォンアプリ「ふくアプリ」を使い、イベントで物販や工房体験などの支払いに利用できるプレミアム付きデジタル商品券「RENEWPay(リニューペイ)」を発行すると発表した。

⇒「RENEW」10月7~9日開催…大日本市鯖江博覧会も同時開催

 RENEWは鯖江、越前両市、越前町の越前漆器や越前和紙、越前打刃物、眼鏡といった七つの伝統産業の工房を開放する体験型マーケットで、今年で8回目。過去最多の97事業者が参加予定で、職人との交流や買い物、ワークショップなどを通して産地の魅力を楽しめる。

 RENEWPayは、RENEWの実施主体である一般社団法人「SOE(ソエ)」の協力を得て発行する。10月1日からダウンロード・登録開始予定のふくアプリのデジタル決済機能を利用する初めての企画となる。

 6千円分の支払いに使えるRENEWPayを1口5千円で販売する。ふくアプリをダウンロードし、アプリ上で専用コードなどを入力すれば、工房や店舗に置かれたQRコードをアプリで読み取るだけで決済できる。一部店舗ではイベント後も来年2月26日まで利用できる。

⇒「ふくアプリ」で、どんなサービスが可能になる?

 専用サイトで3日午前0時~6日午後6時に事前販売するほか、イベント期間中はうるしの里会館(鯖江市)など3カ所に設置する案内所で対面販売する。販売時間は午前10時~午後4時(9日は同2時まで)。購入は1回当たり最大10口まで。専用サイト、対面販売ともに各2千口に達し次第締め切る。

 今回の企画は、観光庁の「DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による観光・地域経済活性化実証事業」と連動しており、RENEWPayで得られたデータなどを地域の観光産業の発展に生かしていく。

© 株式会社福井新聞社