倉敷市華道連盟所属の9流派による「いけばな展」が16日、同市本町の市民会館で始まった。色とりどりの花木を生けた作品が秋の風情を漂わせ、訪れた人を魅了している。19日まで。
市内で活動する指導者と生徒208人が1点ずつ出品。前期(17日まで)と後期(18、19日)で半数ずつ入れ替えて展示する。
会場にはコスモスやケイトウ、ワレモコウなどの花や、ツルウメモドキといった「実もの」を用い、季節感を表現した力作が並ぶ。
同展は生け花を鑑賞する機会の提供と華道の発展を目的に開かれ、今回で62回目。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。
稲生和代会長(80)は「発表する場があると稽古にも励みが出る。花を見て癒やされ、ほっとする気持ちになってもらいたい」と話していた。
入場無料。午前10時~午後4時(18日は同5時)。