命!全身で交通安全呼びかけ 浦和署、TIMの2人に一日署長委嘱 「浦和から交通安全を全国、世界に」

出発式で持ちネタの「命」を披露するゴルゴ松本さん(右)とレッド吉田さん=15日午前、埼玉県さいたま市浦和区

 21日から始まる秋の全国交通安全運動に先駆け、埼玉県警浦和署は15日、お笑いコンビ「TIM」のゴルゴ松本さんとレッド吉田さんに一日署著を委嘱し、交通安全出発式などを実施した。

 出発式でゴルゴ松本さんは「浦和から交通安全を全国、世界に広げていきたい」とあいさつ。レッド吉田さんは「全力でさいたま市民を守っていきたい」と意気込んだ。

 2人は、自転車の逆走や飛び出しなど、車を運転している際、危険に感じる場面を挙げて注意喚起。ゴルゴ松本さんの持ちネタの「命」などを披露し、会場を沸かせた。

 また、さいたま市浦和区のJR浦和駅前で2人は、市民らに啓発品を配布。交通安全の徹底を呼びかけた。

 同署によると、今年さいたま市内で発生した人身事故は14日時点で1980件(前年比39件減)で、死者は6人(同2人減)。うち、1248件は脇見運転が原因で全体の63.2%を占めるという。

 同署の近藤佑一署長は「薄暮時間帯は事故が増える。早めのライトや反射材を使用し、安全確認をしっかりとしていただきたい」と語った。

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