「長崎居留地まつり」 異国情緒の街 満喫

風船を一斉に飛ばす居留地キッズコーラスの子どもたち=長崎市、グラバー園

 長崎市東山手町や南山手町など、幕末から明治にかけて外国人が住んでいた一帯で17日、歴史や文化に触れる「2022長崎居留地まつり」があった。3日間開催予定だったが、台風の影響で1日に短縮した。
 グラバー園(南山手町)でオープニングイベントがあり、居留地キッズコーラスの子どもたちが合唱し、赤、青、白のトリコロール色の風船を空に放った。
 一帯でイベントや音楽祭、出店などを展開。「居留地まちビンゴ」では、参加者が長崎孔子廟(大浦町)など計24カ所の歴史的名所を回り、マスをそろえてビンゴになった参加者に景品が贈られた。息子と参加した同市鳴見台2丁目の会社員、福井美咲さん(39)は「これまで知らなくて初めて参加した。孔子廟を回り、変面ショーを見るのが楽しみ」と話した。
 18、19日に予定されていた山手地区をイメージした香りを味わえる「異国風雅~居留地で楽しむ、香のある暮らし~」などは中止となった。


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