護衛艦「すずつき」ソマリア沖へ出港 海自佐世保、海賊対処など

家族らに見送られ出港する護衛艦すずつき=佐世保市、倉島岸壁

 海上自衛隊の護衛艦「すずつき」(5050トン、岩森雄飛艦長)が17日、ソマリア沖アデン湾に向け長崎県の佐世保を出港した。海賊対処と、日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集を兼務する。
 海自の海賊対処としては第43次隊で、乗員は海自隊員ら約220人。同任務に当たるため、5月に佐世保を出港した護衛艦「はるさめ」と現地で交代する。活動は10月後半から約4カ月間。
 佐世保市干尽町の倉島岸壁で出国行事があり、家族らが隊員を見送った。第8護衛隊司令の飯ケ谷孝広1等海佐は、報道陣の取材に対し「中東方面は依然として高い緊張状態だが、以前と比べて海賊の件数は低くなっている。任務を達成すべく取り組んでいく」と述べた。


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