2500人参加「のんのこ諫早まつり」 両手に小皿、にぎやかに

のんのこ街踊りで「まつりのんのこ」を披露する参加者=諫早市本町

 長崎県諫早市の秋を彩る第25回のんのこ諫早まつり(同まつり振興会主催)が17日、3年ぶりに東小路町の中央交流広場で開かれ、多くの市民が郷土芸能のんのこ皿踊りなどを楽しんだ。
 台風14号の影響や新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大幅にプログラムを縮小。例年、中心部アーケード一帯で開催していた街踊りは、メイン会場周辺の約200メートルに限定した。「まつりのんのこ」「新のんのこ」「道行き」など、振り付けやリズムが異なるのんのこ節に合わせ、両手に持った小皿をカチカチと鳴らしながら40団体約2500人が踊り歩くと、沿道に詰めかけた市民から温かい拍手が送られた。メイン会場では市内各地の郷土芸能なども披露された。
 市立上山小5年の一番ケ瀬愛結さん(11)は「にぎやかな雰囲気で好きなまつりのんのこを人前で踊れて楽しかった。また来年も踊りたい」と笑顔。長男長女の踊る姿を見に訪れた真崎町の中原憲人さん(44)は「まつりは久しぶりでうれしい。早くコロナ禍が収まってくれれば」と話した。


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