落語家・三遊亭円窓さん心不全で死去 81歳 「笑点」大喜利の人気メンバーとしても活躍

落語家の六代目三遊亭圓窓(さんゆうてい・えんそう=本名・橋本八郎)さんが、15日午後2時00分に、心不全のため都内の自宅で死去していたことが18日、分かった。落語協会が公式サイトで発表した。

サイトによると、円窓さんの最後の寄席出演は、昨年11月5日の東京・鈴本演芸場。同協会はよろず~ニュースの取材に対し、「協会側では、ご闘病されていた等のお話は把握しておりません」と回答した。葬儀は近親者ですでに執り行われ、喪主は円窓さんの三男で落語家の三遊亭窓輝が務めたという。

円窓さんは1959年3月、八代目春風亭柳枝に入門し、「枝女吉」を名乗る。同年10月に師匠の逝去にともない六代目三遊亭圓生門下に移り、「吉生」と改名。69年3月に真打に昇進し、六代目三遊亭圓窓を襲名した。

1970年6月からは、日本テレビ系の人気演芸番組「笑点」に大喜利メンバーとしてレギュラー出演、77年8月、三笑亭夢之助を後任として笑点を降板した。78年には落語協会分裂騒動で師匠の圓生とともに落語協会を脱退したが、80年2月に復帰。2006年に落語協会理事を退任後は、相談役に就任していた。

(よろず~ニュース編集部)

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