縦型ドラマ「終わらせる者」&「トップギフト」完成報告イベントを開催

LINEが運営するスマートフォン向けニュースサービス「LINE NEWS」の動画プロジェクト「VISION」で9月22日(木)より、「上下関係 W」LINE 公式アカウントにて配信を開始する、ハードボイルドでミステリー色の強い「終わらせる者」と、10月7日(金)より公開される、子供から大人まで楽しめるエンターテイメント作品・縦型ミステリードラマ「トップギフト」の完成報告イベントを、9月20日(火)にヒルトン東京にて開催した。

「終わらせる者」のイベントには、玉山鉄二はじめ、現在放送中のドラマ「六本木クラス」に出演し、注目を集めるさとうほなみ、田中直樹(ココリコ)さんが登壇。
完成した作品の感想を聞かれると、玉山は「まずはこうして形になったことにほっとしています。縦型コンテンツだからこその迫力、人間の業、えぐみなどが鮮明に表れているので、みなさんに喜んでいただける作品になっているのではと思います」とコメント。
普段の横型映像作品での撮影とは違い、“縦型・短尺のドラマ”をつくるにあたり新たに発見したことについて、玉山は「”縦型”のコンテンツは、画面に余白が少ない分、人物の目の奥の色とか温度に没入できる作品だと思いました。それと、今回のドラマで髭を生やしたのですが、左のえらのあたりに髭のつむじを発見しました(笑)」と会場の笑いを誘うと、田中は「ぎゅっと縦に詰まっている分、画角が計算しつくされていて、奥行や高低差を感じることができる作品です。玉山さんの髭じゃないですけど、僕はこんなに顔にシミがあったのか、と発見しました(笑)」と田中らしいコメントで会場を盛り上げた。

さらに、今回の役を演じる上で意識した点や楽しかった点を聞かれた田中は「家族をどう守っていくのかどう愛するのか、どんなに歪んでいて変に見えようと、齋藤永和としてのそのまっすぐな気持ちだけを大切に現場に入っていました」と語り、さとうは「バーンと人物が映し出されるシーンで、特に玉山さんと田中さんの迫力が凄くて怖かったです。冨永さんを慰めるシーンでは、冨永さんの背が高くて肩に手が届かず、しゃがんでもらったこともありました」と撮影中のエピソードを話した。
また、玉山演じる刑事の清水は、執拗な捜査を続ける役どころから、執拗に長年続けていることを聞いたところ、玉山は「おいしいラーメン屋の捜査を十数年続けています」、さとう「1 人で歩いている帰り道に、誰かに追われているのでは、という設定をつくってばーっと走る、ということを小学生の頃からやっています(笑)」、田中「びっくりしすぎないこと執拗に努力しています。子どもやマネージャーが思っていた場所と違う所にいるだけでうわーっとなってしまう。直したいですね」。最後に、玉山は「予測不可能なミステリードラマです。縦型の迫力、人物の毒々しさや生々しさを感じてほしいです。これまでとは違った楽しみ方や、アイデアが視聴者の方から沢山出てくると思うので、ぜひ楽しんで見てもらえると嬉しいです」と作品への熱い想いを語った。

続いて開催された「トップギフト」のイベントでは、当日会場で唐沢寿明が本作の主演を務めることを発表し、唐沢をはじめ、石井杏奈、安藤政信、藤森慎吾、菅生新樹ら豪華キャスト陣と平沼紀久監督が登壇した。

主演の唐沢は、「スマホで見やすくて長さもちょうどいいですよね。どの世代の人にも楽しんでいただけるのではないかな」とユーモアを交えながら喜びを語った。
完成した作品の感想を聞かれると、石井は全話を一気に見てしまうくらい、短くてテンポ感が良い。内容も愛が沢山つまっていて、勇気をもらえる作品です」とコメント。唐沢との初共演について聞かれると、「はじめて共演させていただいて、唐沢さんだ!と感動しました。撮影日はくもりが多かったとはいえ、ハードで大変でしたが、唐沢さんが毎日アイスやジュースを差し入れしてくださって本当に優しかったです。小雪と天童さんは血の繋がりはなくても、近い関係で演技が進んでいくので唐沢さんに身を委ねようという感覚で体当たりさせてもらいました」と、心情を語った。安藤は「すみません。実はまだ完成作品を見れていないんです。今、石井さんの話を聞いて、短いということだったのでこの後‥」と話すと、すかさず唐沢から「引退しろ!(笑)」とツッコミが入り、安藤が「急いで見て、後で感想をLINEします!」と急いで弁解したことで会場の笑いを誘った。

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