デヴィッド・ボウイ ミュージック・ウォーク・オブ・フェイムに刻銘 「ヒーローズ」で祝福

デヴィッド・ボウイの名がミュージック・ウォーク・オブ・フェイムの石碑に刻まれた。肝臓がんとの闘病の末、2016年に69歳の誕生日のわずか2日後に他界したボウイの未公開映像を収録した新ドキュメンタリー映画「ムーンエイジ・デイドリーム~月世界の白昼夢~」の公開日前日に、ロンドンの観光スポットであるカムデンハイストリートにその場所を与えられ、コラボレーターだったウッディことミック・ウッドマンジーによる除幕式にファンたちが集まった。

ミュージック・ウォーク・オブ・フェイム創設者のリー・ベネット氏はこう話す。「デヴィッド・ボウイは世界的な影響力を持ち、究極のインフルエンサーであり、遅かれ早かれ彼をミュージック・ウォーク・オブ・フェイムに迎える必要がありました。 私たちの目的はイギリスや世界における音楽界の人物にとって最高の名誉となることであり、デヴィッドの石碑を公開することはそうした栄誉をもたらしてくれるでしょう。私たちは今後に向けた壮大な企画がありますが、今は音楽界最高の人物のひとりを称えましょう」

ボウイは今回、ザ・フー、ソウル2ソウル、マッドネス、エイミー・ワインハウスなど、ミュージック・ウォーク・オブ・フェイムに名を連ねる他の伝説的アーティストに加わったかたちだ。

同イベントで追悼パフォーマンスを行ったボウイの元ギタリスト、ケヴィン・アームストロングは「ハロー、カムデンタウン、ここでファンに会えてうれしいよ!」と観客に語りかけ、1977年のデヴィッドの名曲「ヒーローズ」をアコースティックバージョンで、また地元のへイバーストック・スクールの合唱団の生徒たちも1969年のヒット曲「スターマン」をそれぞれ披露した。

同ドキュメンタリー映画はイギリスでは9月23日に劇場公開される予定だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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