食物繊維 手軽に取れる弁当いかが マルイ、美作大短大部が共同開発

マルイと共同開発した食物繊維たっぷりの「からだ健美弁当」をPRする美作大短期大学部生

 スーパーのマルイ(津山市上河原)と美作大短期大学部(同市北園町)栄養学科が共同開発した食育バランス弁当の新商品「からだ健美(けんび)弁当」が24日、同社店舗で発売された。オートミールや豆、根菜といった食材を用い、不足しがちな食物繊維がたっぷり取れるよう工夫した。

 オートミールを衣に使った「鶏のオートミールフライ」や「大豆ミートの生姜(しょうが)焼き」、キノコ入りソースをかけた「豆腐ハンバーグ」、「ひよこ豆のひじき煮」、「胚芽米ワカメごはん」、「サツマイモのレモン煮」など全9品。食物繊維が豊富な食材を多彩な調理法で取り入れ、1日に目標とされる量の3分の1が摂取できるという。

 2年生有志3人が6月から同学科教員や同社社員のアドバイスを受けながら考案。この日は、マルイノースランド店(同市上河原)など3店で買い物客にPRした。

 学生(20)は「なじみの薄い食材もおいしく食べられるよう味や食感にこだわった。意識しないと取りづらい食物繊維をこの弁当で手軽に取ってもらいたい」としている。

 1食486円。県内や鳥取、島根県の全23店で来年2月末まで販売予定。共同開発は2013年に同大食物学科生が始め、20年から短期大学部生が引き継ぎ21回目。

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