アマチュア将棋の郷土最強を競う「第33期山陽アマ名人戦」(山陽新聞社主催)の挑戦者決定トーナメントが17日、岡山市北区柳町の山陽新聞社で行われ、公務員吉本晃さん(45)=倉敷市=が昨年に続き2度目の挑戦権を獲得した。来春、タイトルを懸け、3連覇を目指す第32期山陽アマ名人の会社員羽仁豊さん(25)=倉敷市=との3番勝負に臨む。
110人による予選会(10、11日)を突破した22人に主催者推薦の1人を加えた計23人が出場。持ち時間20分、時間切れ後一手30秒の秒読みで戦った。
決勝は吉本さんと、全日本アマ将棋名人戦2年連続県代表の広島大付属福山高1年井口仁さん(16)=岡山市=の強豪同士の対戦。両者秒読みに入る大接戦となったが、吉本さんが自陣の守りを固めて井口さんの猛攻をしのぎ、勝利を引き寄せた。
吉本さんは「一手間違えればすぐ負けるような厳しい対局で、辛抱強く指した。羽仁さんは隙のない相手だが、前回よりもいい勝負にしたい」と話した。
挑戦者決定トーナメントの観戦記は10月から本紙に掲載予定。
他の上位入賞者は次の皆さん。(敬称略)
3位 小野田創来、渡部隼人(岡山市)▽5位 利根川浩一、松井洋二郎(倉敷市)橋本圭司(美作市)福島一颯(玉野市)