きょう午後も秋晴れ続く あすからあさっては西日本~東北で天気下り坂 雨足強まる所も

 3連休最終日となるきょう25日(日)は、午後も秋晴れの続く所が多い見込み。昼間は日ざしのもとではカラッとした暑さの所が多く、大阪では6日ぶりに30℃を超えて真夏日になりそうだ。
 ただ、あす26日(月)からあさって27日(火)にかけては、西日本から東北を中心に天気は下り坂で、雨足の強まる所もある見通し。小笠原諸島には台風のたまご・熱帯低気圧が近づくおそれがある。

3連休最終日はようやく全国的な秋晴れ

 3連休最終日となるきょう25日(日)は、大陸から移動してきている高気圧に覆われて朝から全国的な秋晴れとなっている。午後も高気圧に覆われて、青空の広がる所が多い見込みだ。秋彼岸の期間中のため、爽やかな空気の中で墓参りができそうだ。
 ただ、これまで大雨となっている東日本や北日本の地域では、晴れ間が戻っても地面は崩れやすくなっている。また、河川は増水している所があるため、山や崖の近くに墓がある場合や、山や川へレジャーに行く際は引き続き十分な注意が必要だ。

大阪では6日ぶりの真夏日予想

 午後も日ざしは多く届き、西日本から東日本の最高気温は29℃前後の所が多くなりそう。大阪では30℃の予想で、6日ぶりの真夏日になる見通しだ。東京都心はきのうよりやや高い28℃の見込み。北日本では25℃前後の所が多い予想だ。
 大陸から移動してくる高気圧が乾いた空気を運んでくるため湿度は低く、日ざしのもとではカラッとした暑さになる所が多くなりそう。
 夜は肌寒くなるため、帰りが遅い場合は上着や羽織る物を忘れずに持っておきたい。

南海上では熱帯低気圧が発生する見通し

 今夜遅くになると、日本のはるか南の海上で台風のたまご・熱帯低気圧が発生する見通し。あす夜には小笠原諸島付近に進みそうだ。
 今後、台風まで発達するかは不明確だが、あさって27日(火)にかけて小笠原諸島では熱帯低気圧が近づき影響が出る見通し。その後は、今の所は海上を北東方向に進む予想のモデルが多いため、本州付近に近づく可能性は低そうだ。

 ただ、西日本から東北では、あす26日(月)からあさって27日(火)にかけて湿った空気や上空の寒気の影響で天気は下り坂の見通し。特に西日本ではあさって27日(火)午前を中心に雨足が強まるおそれがあるため、今後も最新の情報に注意したい。

(気象予報士・鈴木悠)

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