中四国特産グルメ 食べ歩き満喫 蒜山5会場で「海山マルシェ」

岡山県内外のグルメが販売された「海山マルシェ」の蒜山高原三木ケ原会場

 中四国の特産品を集めた「海山マルシェ」(真庭市などでつくる実行委主催)が25日、同市蒜山地域の5会場で開かれ、岡山県内外から訪れた観光客らが秋晴れの下で食べ歩きを満喫した。

 メイン会場の蒜山高原三木ケ原(同市蒜山上福田)には、近畿を含む5府県から約50団体が出店。真庭・ひるぜん焼そばや新見・千屋牛肉の串焼きといったご当地グルメをはじめ、わらであぶった高知県のカツオのたたき、香川県の海鮮せんべい、鳥取県の二十世紀梨が並び、買い求める来場者でにぎわった。

 岡山市北区の会社員(30)は「カツオのたたきが買えて満足。これだけ多くのグルメが味わえる機会はめったにないのでしっかり楽しみたい」と話した。

 観光施設グリーナブルヒルゼン(真庭市蒜山上福田)では手作りバッグやアクセサリー、雑貨類が人気を集め、ひるぜん塩釜キャンピングヴィレッジ(同市蒜山下福田)にはジビエ丼やワッフル、ハンバーガーなどのキッチンカーが並んだ。

 マルシェは1996年から三木ケ原で開いてきた「海の市・山の市」が前身。新型コロナウイルス対策に加え、周遊を促すため昨年から会場を分散した。

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