ビル・フリゼール、ブルーノート3作目のリリース決定

ビル・フリゼールが、約2年ぶりとなるニュー・アルバム『フォー』を11月11日にリリースすることが決定した。あわせて、先行シングル第1弾として「ワルツ・フォー・ハル・ウィルナー」の配信がスタートしている。

<YouTube:Waltz for Hal Willner

ブルーノートから3作目となる今回のアルバムは、グレッグ・タルディ(sax, cl)、ジェラルド・クレイトン(p)、ジョナサン・ブレイク(ds)という変則カルテット編成で全編収録。

このアイデアはコロナ禍以前から既に存在しており、パンデミック中にギターを手に取り今回のアルバムのもととなった楽曲やアイデアの断片を創り上げたとのこと。

セッションについて特に細かな決め事はしていなかったというフリゼールは、今回のレコーディングについて「みんな僕が持ってきた曲やアイデアは知っていたけれど、誰がいつ何を演奏するかということに関しては、すごくオープンだったんだ。ベースがいないのはちょっと怖かったけど、編成のことはあまり考えなかった。いつも化学反応の方が大事なんだ。このアルバムは、僕ら4人が集まってプレイした最初の瞬間を捉えているから、ライヴで演奏するとまた違うものが生まれるだろうね」と語っている。

楽曲は新旧織り交ぜたフリゼールのオリジナル13曲を収録。パンデミック中に大切な友人を亡くすという経験を何度も経験した後のレコーディングだったこともあり、全編にわたりメランコリックな切なさをはらんでいる。亡くなった幼馴染のアラン・ウッドワードに捧げた「ディア・オールド・フレンド」、同じく亡くなった友人であり画家に捧げた「クロード・アトリー」、そして2020年に亡くなった稀代の名プロデューサー、ハル・ウィルナーに捧げた「ワルツ・フォー・ハル・ウィルナー」など、いずれもコロナ禍でフリゼールが経験した苦悩が美しく昇華された必聴の仕上がりとなっている。

■リリース情報

ビル・フリゼール AL『フォー』
2022年11月11日発売
UCCQ-1177 SHM-CD
¥2,860(tax in)

デジタル先行配信&CD予約はこちら→https://Bill-Frisell.lnk.to/FourPR

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