岡山市いけばな展 天満屋で始まる 10流派、秋の風情漂う作品披露

秋を彩る生け花作品を楽しむ来場者

 第70回岡山市いけばな展(市華道文化連盟など主催)が28日、北区表町の天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で始まった。秋の風情を漂わせる作品が訪れた人を楽しませている。10月3日まで。

 池坊や専敬流、小原流など10流派の愛好家が会期中に計372点を出品する。初日は高さ約2メートルの大作3点を含む125点を展示。ケイトウやリンドウといった季節の花を主役にした作品、色鮮やかな大小のトマトと観葉植物を組み合わせた作品などが並び、市民らがじっくりと見入っていた。

 中区の主婦(69)は「流派によって生け方が異なっていて、どの作品も魅力的だった」と話した。

 新型コロナウイルス禍で2020、21年と中止になり、3年ぶりの開催。作品は2、3日ごとに入れ替わる。入場料200円。小学生以下無料。

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