アスレチックや滑り台…加古里子ワールド全開 越前市武生中央公園に仲間入りした遊具紹介

思い思いの遊び方で楽しめるシンボル遊具「コウノトリの大冒険」。回転式遊具「コウノトリと大空散歩」(左手前)も人気=9月25日、福井県の越前市武生中央公園
バッテリーカー「とらのまちのひげとらタクシー」を楽しむ親子連れ。「かみなりまちのモノレール」からは園内を見渡せる

 福井県越前市が3カ年で取り組んできた越前市武生中央公園の遊具のリニューアルが完了した。大型の6基をはじめ各遊具は同市出身の絵本作家加古里子さんの世界観を反映。子どもたちの探究心や好奇心を育む「加古ワールド」に浸ることができる。⇒夏逃したなら必見!秋の花火大会まとめ

 大型遊具の老朽化対策による魅力向上事業で、目玉として整備されたのは、大観覧車解体後の支柱を生かしたシンボル遊具「コウノトリの大冒険」。アスレチックや滑り台からなる4階層の複合遊具で、子どもたち自身に遊び方の発見を促す空間づくりは加古さんの世界ならでは。延長約20メートルのローラースライダーが親子らの人気を集める。大観覧車のゴンドラは、低年齢向けの小さな滑り台に再利用されている。

 バッテリーカー「とらのまちのひげとらタクシー」は、コースに横断歩道や中央分離帯を設け、交通ルールに触れてもらう工夫も。塗装が一新された「かみなりまちのモノレール」は、近く供用を開始するタワーライド型遊具「かみなりまちのほうでんとう」で発するエネルギーで動く、という設定に遊び心が込められている。

 大型遊具は10月7日に開幕するたけふ菊人形の期間中に連日運行する。

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