新型コロナワクチン “副反応疑い”長崎県内で523人 20人死亡、因果関係不明

 長崎県は29日、医師が新型コロナワクチン接種後に副反応を疑い国に報告した県内の人数について、接種が始まった昨年3月から28日までに延べ523人に達したと明らかにした。うち20人が死亡したが、「副反応との直接の因果関係は分からない」としている。
 宮本法広委員(公明)が県議会文教厚生委員会で質問した。
 林田直浩感染症対策室企画監の説明によると、発熱や発疹、入院など新型コロナワクチンの副反応が疑われた場合、医師は国に報告する。宮本委員は「ワクチン接種に副反応は付き物。引き続き相談体制の強化を」と求めた。


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