里山に白い花園、チョウが舞いハチは蜜集め 福井県で香り高きソバの花満開

チョウが舞う満開のソバ畑=9月30日、福井県福井市南宮地町

 福井県福井市南宮地町でソバの花が満開となっている。里山に“白いじゅうたん”が広がり、チョウやハチが気持ちよさそうに飛び回っている。

⇒全国そばランキング福井が断トツ1位

 地元美山地区の農事組合法人「HJK」が8月中旬に種をまき、9月中旬から花が咲き始めた。わせ品種「南宮地在来種」でソバの実が大きく、香りが高いのが特長。

 約60アールの畑では、高さ約50~80センチの茎に小さな白い花が咲き、秋風に揺れている。白や黄、茶色のチョウが乱舞し、ハチはせっせと蜜を集めている。収穫は10月下旬から行われる。

© 株式会社福井新聞社