全国高校サッカー選手権県予選特集 注目選手のライバルを紹介(4) 【大分県】

高校サッカーの最高峰となる「全国高校サッカー選手権大会」の出場を目指して、県予選が8日から始まる。今大会で活躍が期待される注目選手を紹介するとともに、気になる選手を聞いた。

工藤渓(大分工業3年)

チャンスメーカー 172cm、64kg、前所属はカティオーラFC

得点できる攻撃的MFとして、昨年から主力として活躍する。新チームになってからはチーム事情で中盤の底に配置されることが多いが、「前に行けば行くほど相手にとって脅威となる」(友成義朗監督)。今大会はどのポジションで起用されるか明らかではないが、「勝つためには得点が必要」と本人も心得ている。得点王と優勝を目標に掲げ、前回大会準優勝のリベンジに燃えている。

気になる選手は?

なし

全試合で圧倒して勝ち上がりたい。ノーシードだが、勝てばいい。そのためには得点して勝利に貢献したい。ライバルも気になるチームもない。自分たちのサッカーをして、自分らしいプレーをする。それだけ。高校最後の大会なので優勝しか考えていない。

藤末琉生(大分南3年)

チャンスメーカー 163cm、57kg、前所属はヴェルスパ大分U-15

体は大きくはないが、ハードワークができ、攻撃時においては絶妙なスルーパスでチャンスを演出する。1年生の時から試合に出て、先輩たちの悔しそうな姿を近くで見てきた。「勝って先輩たちに恩返しがしたい」との気持ちは強い。最後の大会に向けて気持ちが高ぶっている。「攻守でチームの勝利に貢献したい」と気合十分だ。

気になる選手は?

MF青山京志郎(大分3年)

小学生の頃から知っているが、自分より一歩先を進んでいる。足元の技術が高く、決定的な仕事ができる選手。対戦したらマッチアップすると思うので、ひるまずぶつかって、相手の良さを抑えたい。決勝での対戦を楽しみにしている。

楠元和馬(大分鶴崎2年)

ポストワーカー 176cm、67kg、前所属はカティオーラFC

最前線でボールを収め、仲間が攻撃参加できる時間がつくれる選手であるが、一蹴りでゴールを奪える一発もある。今夏の全国高校総体では強豪校とのレベルの差を感じたが、自分の現在地を知ることができたのは大きな収穫だった。得点という爪痕を残せて、「もっと点を取りたい思いが強くなった」と、今大会では得点王を目指すと話している。

気になる選手は?

GK児玉和也(大分上野丘2年)

高校1年のときに国体でチームメートになった。セービングが素晴らしく、シュートストップには絶対の自信を持っている。県高校総体では準決勝で対戦して勝ったが、個人的には決定機を止められて悔しい思いをした。その借りは今大会できっちり返したい。

(七蔵司)

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