全国高校サッカー選手権県予選特集 注目選手のライバルを紹介(1)

高校サッカーの最高峰となる「全国高校サッカー選手権大会」の出場を目指して、県予選が来月8日から始まる。今大会で活躍が期待される注目選手を紹介するとともに、気になる選手を聞いた。

川野竜聖(大分鶴崎3年)

スピードスター 165cm、53kg、前所属はスマイスセレソン

高速ドリブルからのシュートを得意とし、6月の県高校総体の決勝では4得点と爆発し、脚光を浴びた。得点力の高さは全国高校総体でも証明し、「1対1は全国でも通用することが分かった」と自信を付けた。今大会は対戦相手からの厳しいマークが想定されるが、「自分にマークが集まれば、他の選手がフリーになる。チームの勝利に貢献できるプレーをしたい」とチームプレーに徹し、全国を目指す。

気になる選手は?

MF阿部翔空(大分工業3年)

小学3年から中学3年まで同じチームだった。友だちでありライバル。視野が広くて、足元のうまい選手。3回戦で対戦すると思うので楽しみ。もちろん敵として勝負するので、圧勝したい。5-0で勝つ!そして、全得点に絡む。

吉川獅子心(大分3年)

バランサー 174cm、65kg、前所属は大分中学校

キャプテンであり、精神的支柱としてチームを引っ張る。足元の技術が高く、長短のパスを効果的に散らし、冷静に的確な判断で試合をつくる。また、危機察知能力も高く、攻守のバランスを保つことができる。3年ぶりの全国選手権の出場に向けて、「優勝しか考えていない。圧倒的な力を見せつけて勝ち上がる」と強い覚悟を示した。

気になる選手は?

大分鶴崎高校

特別に誰かを意識することはないが、鶴崎は気になるチーム。新しいサッカーを取り入れ、嫌なところを突いてくる。選手全員の目的意識が高く、総合力は高いと思う。対戦するとなれば決勝になるが、自分が得点して勝つ。

倉見颯(鶴崎工業3年)

ディフェンスリーダー 173cm、63kg、前所属はFCコルザ

1対1に強く、安定したプレーが特徴。ドリブルができ、パスもさばけ、ビルドアップにも貢献する。チーム事情で守備を統率するセンターバックを任せられているが、攻撃的なポジションはどこでもできる器用さがある。今大会は勝負どころで前線に配置されることも考えられる。県新人大会、県高校総体で準優勝、「あと一歩のところで優勝を逃している。次が最後のチャンス」と頂点を目指す。

気になる選手は?

DF服部昌拓(大分東明3年)とFW安藤大河(大分西3年)

2人とも中学が同じで仲が良かった。お互い高校3年間で成長した姿を発揮できればいいと思う。東明とは1年生大会のとき対戦して負けたので、今回は準々決勝で対戦するのが楽しみ。自分の得点、アシストで勝負を決めたい。

(柚野真也)

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