奥日光で初氷と初霜 深まる秋、木々も色づく

観測用のバケツに張った初氷=1日午前7時15分、日光市中宮祠

 【日光】奥日光の戦場ケ原(標高1394メートル)で1日早朝、初氷と初霜が観測された。昨年より半月ほど早かったが、例年並み。

 この日、戦場ケ原にある観光物産店「三本松茶屋」裏手に観測用として置かれたバケツに厚さ1ミリほどの薄い氷が確認された。同店を経営しながら長年、同所で気象観測を続ける鶴巻正男(つるまきまさお)さん(73)によると、午前6時半ごろに氷点下となって氷が張った。吐く息は白く、周辺のササなどには霜が付き、朝日に照らされて輝いていた。

 奥日光の木々は徐々に色づき始めており、鶴巻さんは「いよいよこれから紅葉が見頃となるので、きれいに色づいてほしい」と話した。

観測用のバケツに薄く張った氷=1日午前6時55分、日光市中宮祠

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