コロナ禍から復活へ…3年ぶりに対面で内定式 「社会人の実感湧く」

来年の春に向け、東京都内でも多くの企業が10月3日に内定式を行いました。未来の社員たちは社会人の自覚が少しずつ芽生え始めているようです。

東京都内に本社を置き、首都圏の飲食店に食肉を卸す「プレコグループ」は新型コロナウイルス感染症の影響で2020年・2021年はオンラインで内定式を実施しましたが、感染状況が落ち着いていることなどから、今年は3年ぶりに対面での開催にしました。プレコフーズの高波幸夫社長が「個性と能力を発揮し、飛躍されることを大いに期待致します。おめでとう」と激励すると、内定者を代表して末永優衣さんが「一日も早く一人前の社会人として仕事を通じて心身共に成長していくことを、内定者を代表してここに誓います」とあいさつしました。これを受けて高波社長は「対面で新しく社員になってくれるであろう人と接することができる。こんなうれしいことはないと思っている」と話しました。

この企業では今年、説明会を多く開くなど新入社員の獲得に力を入れていました。その成果もあり、これまでの最多となる71人が入社予定です。内定式を終えた"未来の社員”たちは「4月から社会人になる実感が湧いて、楽しみであるとともに身が引き締まりました」「これから一緒に頑張っていく仲なので、きょう会えてよかった」などと話していました。

内定者は11月からインターンを始め、食肉の加工を学んだり会社での事務作業や営業などを経験していくということです。

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