耐火物の歴史や特徴 パネルで紹介 備前のセンター 展示コーナー刷新

18年ぶりに新しくなった「耐火物の展示コーナー」

 岡山セラミックス技術振興財団(備前市西片上)が運営する岡山セラミックスセンター(同)の「耐火物の展示コーナー」が新しくなった。説明パネルや製品紹介などを通じて、幅広く理解を深めてもらう狙い。リニューアルは2004年以来、18年ぶり。

 コーナーは1階玄関を入ってすぐ左手にある。幕末以降の耐火物にまつわる年表パネルを設けたほか、初心者にも分かるよう、耐火物の特徴や種類などを記したパネル(A1判)を12枚用意。耐火物の原料や製品をはじめ、幕末に大砲を造るため使われた反射炉れんがなどもあり、間近で見ることができる。

 同財団の矢吹巧理事長は「備前市に集積する耐火物産業が一目で分かるよう工夫した。地元住民に気軽に立ち寄ってもらい、学校の社会科見学にも活用してもらえたら」と話している。

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