エンゼルスが3連敗でシーズン終了 大谷は5回1失点も9敗目

【エンゼルス2-3アスレチックス】@オークランド・コロシアム

エンゼルスは先発の大谷翔平が投打で規定到達の快挙を達成し、5回一死までパーフェクトの投球も打線が不発。大谷が5回1失点でマウンドを降りると、リリーフ陣も引退を表明しているスティーブン・ボートにホームランを浴びるなど踏ん張れず、2対3でアスレチックスに敗れ3連敗でシーズンを終えた。アスレチックス先発のケン・ウォルディチャックが2勝目(2敗)をマークし、3番手のカービー・スニードが初セーブを記録。大谷は今季9敗目(15勝)を喫してしまった。

規定投球回到達まで残り1イニングとなっていた大谷は、初回を14球で三者凡退に打ち取りメジャー史上初の投打規定到達をあっさりクリア。勢いに乗ると4回まで一人のランナーも許さない好投を見せる。しかし、5回裏一死からスティーブン・ボートに四球を出してしまい始めてのランナーを背負うと、続くチャド・ピンダーの二塁打、コナー・キャペルの犠牲フライで先制を許し、5回69球、被安打1、与四球1、奪三振6、失点1の内容で今季最後の登板を終えた。

大谷を援護したいエンゼルス打線だったが、ルーキー左腕ウォルディチャックの前に7回でわずか3安打と沈黙。すると7回裏にはこの日が現役最終戦のボートに7号ソロを浴びるなど2点を許し、0対3と苦しい展開。8回表にローガン・オホッピーのタイムリー、マイク・トラウトのシーズン40号・通算350号ソロで2点を返したが反撃は及ばなかった。

打者・大谷は「3番・DH」でスタメン出場し、ライト前ヒット、ファーストゴロ、空振り三振、サードゴロで4打数1安打。現地9月11日の試合以来出ていないホームランは最後まで見せることが出来なかった。それでも大谷は投手成績を28先発、166回、15勝9敗、防御率2.33、奪三振219、WHIP1.01、打撃成績を打率.273、本塁打34、打点95、盗塁11、OPS.875という素晴らしいスタッツで歴史的なシーズンを終えている。

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