宮銀 新住宅ローン 借入期間 最長50年に

 宮崎銀行は最長50年の借入期間を設定できる住宅ローンの取り扱いを開始した。建築資材の高騰などで住宅価格が上昇する中、上限をこれまでより10年延ばすことで、月々の返済負担の軽減へ向けた選択肢を増やす。
 対応するのは新設の「みやぎん住宅ローン『満額快答プレミアム』」。団体信用生命保険(団信)満了の10年後まで借入期間を設けられるため、完済時年齢は最長92歳。団信満了後まで借入期間を設定できるのは全国でも珍しいという。利率は既存の住宅ローンと同じ。融資額は100万~2億円で、中古物件や借り換えにも適用できる。
 同行によると若い世代を中心に、子どもの教育費などと住宅ローンの両立に不安を抱く人が増加。最長借入期間を延ばすことで、支払う利息を増やしても月々の負担を減らしたいというニーズに応える。

© 株式会社宮崎日日新聞社