【静岡豪雨】「土砂がゆるくなっているので二次災害を懸念」“大雨注意報”で“避難指示” 静岡市が土砂災害発生場所を対象に基準引き下げ

静岡市にお住まいのみなさんは10月7日夕方、携帯電話のアラーム音が突然鳴って驚かれたのではないでしょうか。静岡市が出した「避難指示」によるもので、先日の台風15号で土砂災害が発生した場所が対象です。あわせて一部の避難所が開設されました。

<静岡市 田辺信宏市長>

「土砂がゆるくなっているので二次災害が起こることを懸念している。早め早めの避難を呼びかけることとした」

静岡市は10月7日午後に開いた災害対策本部の会議で、今後の大雨による二次災害を防ぐため、「避難指示」を出す基準を引き下げることを明らかにしました。

「避難指示」は5段階ある警戒レベルの上から2番目「レベル4」の情報です。静岡市は、10月7日から「レベル2に相当する」大雨注意報が発表された時点で、2段階上の「レベル4」避難指示をリスクの高い場所に出すことにしました。対象となるのは、台風15号で土砂災害が発生した場所の周辺です。

10月7日は避難指示の発表に合わせて、一部の避難所を開設しています。この運用をいつまで続けるかについて、静岡市は現場の状況が確認できていない場所があり、今後、安全かどうか検討しながら判断していくとしています。

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