福井県内の私立6高校の2023年度募集定員を発表 推薦入試は1月17日 北陸|仁愛女子|福井工大福井|啓新|敦賀気比|福井南

 福井県私立中学高校協会は10月7日、県内私立6高校の2023年度募集定員を発表した。一部の学科・コースで募集停止などの変更があるものの各校の総定員は前年度と変わらず、全日制5校の合計は1918人を維持した。昼間定時制の福井南と啓新通信制も前年度と同じ各80人。福井南の一般入試は県立高との併願を取りやめ専願のみとする。

 全日制の一般入試では前年度同様に、敦賀気比を除く4校(北陸、仁愛女子、福井工大福井、啓新)の特別進学系6コースで県立高との併願受験を認める。進学コースは専願のみ。

 福井市内で会見した荻原昭人会長(啓新高校長)は「授業料の実質無償化以降の3年間、専願の割合は高い水準で維持できている。少子化の中、私学の第1志望者を増やせるよう各校が魅力を打ち出していく」と述べた。県立高の一般入試が前年度に続き2月中旬に行われることに対しては、「日程が私立の直後となることで、受験生や指導する教員の負担が重くなる面もある」とした。

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 主な変更点は、福井工大福井が大学進学志向の高まりを踏まえ、進学科創造科学分野の募集を停止し、特別進学科の定員を10人増やす。啓新は週1回通学が基本の通信制に、新たに月1回通学コースを設ける。芸能活動やスポーツとの両立を想定しているという。

 全日制と定時制の推薦入試とスポーツ・文化選抜を来年1月17日、一般入試を2月1、2日に実施する。県立高の一般入試は2月15、16日。

 新型コロナウイルスに感染するなどした生徒の救済措置として福井工大福井が追試験を設定。他校は調査書などで対応する。

全日制の募集定員(※は併願可能)

定時制の募集定員

通信制の募集定員

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