長崎市の長崎女子商業高3年の川添美和さん（18）が、9月に東京で開かれた全国電卓競技大会（全国経理教育協会主催）の高校の部の個人総合競技で優勝を果たした。川添さんは「びっくりした。努力が報われた気がして、うれしい」と照れた笑顔で話した。
大会は掛け算、割り算、見取り算、複合算、伝票算の5種目を各8分で解き、合計点（千点満点）で競った。全国から予選を勝ち抜いた24人が出場し、川添さんは880点を獲得。自己ベストではなかったが、2位の成績を10点上回った。
高校に入学した時、「堂々と言える特技がなかった」ため、3年間で上達できそうな電卓部に入部。平日の放課後約2時間、休日も同市伊王島町の自宅から高速船で通い、約6時間ひた向きに練習を重ねてきた。
部員は全学年で9人。仲間が頑張っている姿が刺激になった。団体戦は8チーム中4位だった。川添さんは「次の（1月の）全国大会では、団体で優勝を目指したい」と決意を語った。
