龍踊や鯱太鼓に“モッテコーイ” 「ながさき大くんち展」2日目も盛況

迫力ある筑後町の龍踊。大勢の見物客がくんちの雰囲気を味わった=長崎市、出島メッセ長崎

 長崎市で開催中の「ながさき大くんち展」は8日、2日目を迎え、鯱(しゃち)太鼓(銀屋町)や龍踊(じゃおどり)(筑後町)が披露された。大勢が詰め掛けた長崎市尾上町の出島メッセ長崎の会場には、歓声や拍手が飛び交った。
 シャギリの演奏や長崎検番の踊りに続き、鯱太鼓を観覧した大村市徳泉川内町の下釜一徳さん(74)は「人が多くて立ち見だったが、しっかり見ることができた。感動した」と話した。
 筑後町は同展に合わせて9月ごろから龍踊の練習を始めた。この日は「モッテコーイ」の掛け声を浴び、先頭に次ぐ「2番衆」を務めた同町の大濵健太郎さん(38)は「多くの人に見てもらい喜んでもらえて気持ちがよかった」と語った。
 9日は午後1時半と3時半から、鯱太鼓(銀屋町)と龍踊(五嶋町)などが披露される。同展は諏訪神社(同市上西山町)の秋の大祭「長崎くんち」の奉納踊りなどが3年連続で中止となったことを受け、長崎伝統芸能振興会が主催。踊町43カ町の演(だ)し物や傘鉾(かさぼこ)などを展示している。10日まで。


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