日本で最初の鉄道が開通した「鉄道の日」(10月14日)を前に、JR九州は8日、長崎県大村市竹松町の大村車両基地で「新幹線フェスタ」を開き、参加者が新幹線かもめとの記念撮影や保守点検業務の体験などを楽しんだ。
ツアー客や地元住民、事前申し込みのあった一般客ら約700人が来場。レールのつなぎ目に電線(レールボンド)を溶接する作業の実演や、大雨や地震といった災害による異常を点検する際に使う軌道自転車の体験乗車などがあった。
新幹線の始発前に支障物がないか確認する保守用車と綱引きするイベントも。数人でロープを引っ張ると、重さ28トンの車体が少しずつ動き出し、参加者からは歓声が上がった。
熊本市から母親と新幹線さくら、かもめを乗り継いで来たという浅山清翔君(5)は「自分の力で大きな電車が動くなんてすごい。帰りも新幹線に乗れるので楽しみ」と笑顔で話した。