「いちご一会とちぎ国体」では県内の小中学生も連日、地元で開かれる競技の応援に足を運んでいる。休日の観戦を「登校日扱い」にして臨む自治体もある。目の前で繰り広げられる全国トップクラスの選手の活躍。児童生徒たちは胸をときめかせながら声援を送っている。
9日、那須町で行われた自転車ロードレースでは、役場前の約200メートルの沿道を町内の小中学生が埋めた。目前をロードバイクで颯爽(さっそう)と駆け抜けていく選手に向け、児童生徒たちはスティックバルーンを連打して懸命に応援した。
同町では国体の感動を記憶に残してもらおうと、この日は臨時の登校日にし、町内全校で観戦。那須高原小6年、中尾耕太郎(なかおこうたろう君(11)は「何周も走っているのにすごく速い。抜いたり抜かれたりも面白い」と興奮気味に話した。